七夕の短冊に子供が書いた(半分は大人ですよね?)面白お願いの画像は、イベントあとに投稿されてお腹がいたくなるほど笑います。
でも果たして七夕の時短冊に書くあのお願いって、どういういわれがあるものなのでしょう?
誰に向かってお願いしているものなんでしょうか?
お願いって叶うものなの?
七夕のいわれと大きく関係のある短冊に書く願い事。
そのルーツをまとめてみました!!
七夕の願い事が叶う方法はある?実際に叶った人はいる?
カルピスさんで数年前から七夕に関する調査をしているようです。
何でカルピスがそんなこと調べているかというと、カルピスの発売が7月7日だったから。
素敵な日が発売日だったんですねー!!
それによると、なんと2割を越える人が短冊に書いた願い事が叶ったと回答しているそうなんです。
それはすごい!
書くということによって、自分の願いをしっかり見つめ直せるからでしょうか?
ということは「絶対合格」的な張り紙やはちまきも、やっぱり効果があるのかもしれませんね?
七夕の願い事は誰に向かってするもの?
そもそも、七夕とはどんないわれのある行事なんでしょう?
七夕のいわれはいくつかありますが、日本古来の行事「棚機(たなばた)」、織姫と彦星の伝説、中国の古来行事「乞巧奠(きこうでん)」が合わさって今の七夕になったという説が有力です。
日本の行事、棚機は7月7日に秋の豊作を祈ったり、人の汚れを祓ったりしていた行事でした。
若い女性が川縁の小屋で神様に捧げる着物を織る行事だったそうです。
この女性を「棚機女(たなばたつめ)」、織り機を「棚機」と呼んでいたのだそう。
織姫と彦星の伝説は中国からわたってきたもの。
旧暦の7月7日(現在の8月12日ごろ)は天の川を挟む2つの星、裁縫を司る織女星(こと座のベガ)と農業を司る牽牛星(わし座のアルタイル)が一番よく輝くことから昔の中国の人はこの日を特別に思い、七夕伝説が生まれたと言われています。
中国の行事「乞巧奠(きこうでん)」は織姫の伝説にあやかって、機織りや裁縫の上達を願う行事でした。
女性たちがお庭で5色の糸を針に通し、酒肴や瓜などを祭壇に供えて、裁縫や機織りの上達を祈願していたのだとか。
ここから「願い事をする」という今の七夕に繋がることになるんですね。
日本に入ってきたときは庶民の行事ではなく、宮中で楽しまれていたようで、お供ものをして星を眺めたり、詩歌管弦(漢詩や和歌を吟じ、楽器を奏でること)を楽しんだりといった行事だったそうですよ。
庶民が楽しむようになったのは江戸時代に入ってから。
梶の木の葉に和歌を書く風習が、いつしか歌の上達を願うものになり、その後、人々の間で広まっていた書道の上達を短冊に書くようになったということです。
歌や書道などの芸事の上達の願いが、時を経て何でも願ってしまう行事になったのだとか。
おおらかな解釈ですねー。
色々な行事や風習が混ざって七夕というイベントになったって、面白いですよね!
つまり遡って考えると、お願い事は織姫にしていることになりますね。
しかも当初は機織りや裁縫の上達のお願い限定だったなんて!
中国からわたってきた七夕ですが、行っているのは日本だけだそうですよ。
また、お願い事を書いた短冊を竹笹に下げる理由ですが、竹は昔から神聖な力があると考えられていたようです。
その理由として冬の寒さにも負けずまっすぐ育つ生命力。
それと竹の空洞の中に神様が宿ると信じられてきたことから、あらゆる神事に使われてきました。
そういったことから願い事を下げるのにふさわしい植物だと考えられたのですね。
七夕の願い事、叶う?まとめ
そういえば以前、「短冊に書く願い事は朝露ですった墨で書くと願いが叶う」と聞いたことがあります。
この機会にどういうことだったのか調べてみたら、里芋などの葉っぱにたまった朝露は月から落ちてきた神様の水、と昔の人は考えていたようなんですね。
なので、これで字を書くと上手になるとのいわれから、七夕の朝集めた朝露で墨をすってお願い事を書く、という風に解釈されてきたようです。
とっても風情のある習慣だと思って聞いたときは感心したものでした。
ずいぶんと欲張りになってしまった日本の七夕ですが、字が上手になりたいと昔の人たちが願っていたことをしのびつつ、優雅な行事に立ち返りたいものですね!!
七夕にはお願いだけでなく、この日だからこそのかわいいメニューに挑戦してみませんか?^^
check★七夕にぴったりなそうめん以外のおすすめメニュー素敵な七夕になりますように。
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