何年か前から「パワーハラスメント」や「モラスハラスメント」など、職場内や仕事上で受ける精神的・肉体的苦痛を与えられるような嫌がらせに充てた言葉も多く耳にするようになりなりました。
残念なことですがこれらのワードは今まさに「トレンド化」するほど、至る所で行われています。
理不尽に受けた心の傷は解決されたとしても、一生残ります。
そこで今回は、会社で理不尽な大人気ない上司と一緒に仕事をしなくてはならない時の接し方や心構えについてお話します。
これから新しく社会に出る学生さんのみなさんや、現在このような悩みを抱えておひとりで困っていらっしゃる方のために、今回のテーマが少しでもお役に立てますように!!
限界?!大人気ない上司の存在がストレスに!
実は私も初めて就職した会社で、男性の先輩から嫌がらせを受けたことがあります。
当時の年齢で考えても一回り以上年上の先輩でしたが、ひたすら無視されたり、ミスした事をいつまでも根に持たれたり、同僚間で差別的な態度を取られたり…本当に大人気ないって、こういう事を言うんだなって。
その頃は社会人になったばかりで「これ位は当たり前なのだろう…」と最初は我慢していました。
親にも相談しましたが、現場を見ていないから話は聞いてくれるけれど、分かってもらえない。
会社にいてもその先輩の態度を窺わないといけないのが憂鬱でしたし、何よりお腹がキリキリ痛むほど苦痛になってしまって…(TT)
結局勇気を出して上司にこの事を相談をしました。
ですが、返ってきた答えは
「(確かに態度が悪いのは認めるが)彼は仕事ができるから仕方がない。」というものでした。
ちょうどその時期にやりたい事も見つかって、私は潔くその会社を退職しました。
今思えばそれは「パワハラ」であって、その時の思い出は嫌な思い出として、ずっと忘れることはありません。
経験上、誰かに相談するのは一つの解決方法かもしれません。
(あれ?あんまり功を奏さなかったのに?と聞こえてきそうですが…^^;)
私の場合「あぁもうダメだな」って視点を変えて行動できたので良かったんです。
また人に話すことで「私も同じような経験がある」などつらい思いを共有したり、それによって良いアドバイスをもらえることもあるかもしれません。
相談するのは別にご両親や友人、同僚や上司以外でもいいんですよ。
「メンタルヘルス」ってご存知ですか?
厚生労働省や医療関係、民間企業でこういった相談を受け付けてくれる場があるんです。
なかなか知ってる人には言いづらい、またテクニカルなアドバイスが欲しい場合は、そういった団体を利用するのも手かもしれません。
ある時はこんな感情も生まれるかもしれません。
「あぁ、もう今日は会社に行きたくないっ!!」
そんな日があってもおかしくないんです。
人間ですもの…。
そんな時に無理しなくても良いと思います。
ただ急に飛んじゃったりして、会社に迷惑をかけるような真似はしないでくださいね。
ある程度仕事をひと段落させて、しっかり届を出して自分をリフレッシュさせてあげてみてはどうでしょう。
何にもしないでボーっとするのも良し、これからの人生について考えてみるも良し、パアッと騒いでみるも良し…そこは何だって良いんです。
それで心が回復すればとっても有意義なお休みになります。
私もよく「ひとりカラオケ」で泣ける歌とか歌って自分を慰めてます^^
何よりも自分を喜ばせる術は自分しか分かりませんから、どんな方法でも良いと思います。
ストレスを溜めていくと後々身体にも影響を及ぼしかねません。
そうならないように、自身に合ったストレス解消法を見つけておきましょう。
大人気ない上司、接し方のポイント5つ
それでも会社に行かないといけないし、すぐにすぐ転職することだってできない…(--:)
それなら「接し方」で上手くその場を切り抜けてみませんか?
読んでいる方の中には「どうしてこっちが接し方を変えなくちゃならないの?」って思うこともあるかもしれません。
でも、相手に変わってもらう事を期待するのは時間もかかるし、また期待の分裏切られたときにこちらの心が折れてしまうほうが大きいのです。
決して「試練を積んで徳のある人間になろう」なんて言いませんよ!^^
ですがこちらが変わることで、これからもし同じような立場になった時、または周りに同じような経験で悩む人がいれば困ることがなくなるし、アドバイスしてあげることもできるんです。
それではやってみてほしい接し方を5つ紹介してみますね。
ご自身に合った方法で実践してみましょう!
接し方 その1
聞いているふりをしてムーディ勝山のネタみたいに「右から左へ受けながす~♪」
受け流す~とは言っても、話を聞いていなければ逆効果に当たりますよね。
あくまで「聞いているフリ」をしている、ここがポイントです。
大人気ない上司といってもいろんなパターンがあると思います。
- 口うるさい
- 指示ができない
- 仕事ができない
全く聞いていないとなると、重要な話などを聞き逃してしまうかもしれませんから、相づちや聞いている範囲での簡単な質問があれば話している側には気付かれないと思います。
この方法を続けていると上司の小言や存在などは、さほど気にならなくなるでしょう。
接し方 その2
「人間レベルが小さい人だなぁ」と思う。
あえて自分のほうが優位に立ってみてみることもいいかもしれません。
「人間だから仕方ない」
…くらいの心持でいたほうが、心無い上司からの一言や態度に対して腹も立たなくなってきます。
接し方 その3
生理的に「嫌いな人、合わない人」だと思って接する。
先ほどもお伝えしたように「人を変える」ことはかなり時間がかかりますし、難しいのです。
上記のように考えることで、世の中の理不尽なことの「ひとつ」に上司を入れてしまうことで、割り切ってしまいましょう。
やはり慣れてくれば上司の存在があまり気にならなくなってきます。
接し方 その4
「美点発見」をあえてしてみる。
私もやってみたことがあります!!
これは「人を変える」にも繋がる接し方になるんですが、嫌な人でも「ひとつ」くらいは良いところがあるだろうと探したり、あえて挨拶をむちゃくちゃしてみる、ありがとうの回数を多くしてみるなど。
そうするとちょっとずつ相手からのアクションが変わってきます。
上手く手のひらで転がすくらいの気持ちでやってみるのも良いかもしれません。
ちなみに私は上手く転がすことができましたよ^^
接し方 その5
もう部署を異動する。
これは究極なやり方ですね~^^;
でも思い切ることも必要かもしれません。
仕事を続けていくうえで人間関係というのは切っても切れないものです。
接することで互いのストレスで、結果生まれる事に良いことはないのです。
私のように「あの人が嫌いだから」という相談の仕方だと、受け入れられないこともあると思いますので、そこはあくまで自身の「スキルアップ」のためという名目で異動届を出すのもひとつです。
大人げない上司がいたらどうする?まとめ
この記事を読んでみて少しでも「あ~そんな風に考えればいいのか」とか、心がスッキリできれば何よりです。
そして最後に、ぜひこれから仕事を始められる方にも覚えておいてほしいのは、所詮上司だって「にんげんだもの。」ということなんです。
上司だって、キャリアを形成していく上で良いことよりも辛いことのほうが多いくらい、いろんなことがあったはず。
すべてを慮ることはしなくてもいいと思いますが、自分も嫌なことがあれば態度に出てしまったりすることがあるのと一緒で、上司にもそんな日があってもおかしくないのです。
ただその「嫌な態度」が日常化しているとき、その時はぜひ今回の読み物を思い出してご自身にあったやり方で対応してみてくださいね。
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