初盆を迎えてやっと、気持ちの整理などもつく頃でしょうか?
色々慌ただしく毎日が過ぎて、やっと故人をゆっくりと偲べる時期だと思います。
初盆は地域によっては新盆(にいぼん、しんぼん)、初盆(はつぼん、ういぼん)など呼び方も様々。
当然しきたりも色々です。
詳しいことはご実家に確認することにして、一般的なお供えやその相場のお話をしていきますね。
初盆のお供えは実家の場合は何にする?
初盆のお供えは3つの方法があります。
- 提灯料、御仏前として現金を供える
- お菓子やお花などを供える
- その両方
とはいえこれも、地方やおうちによって違います。
ご実家やご親戚に確認してみましょう。
お供物を用意する場合、よくあるのが日持ちのするお菓子や季節の果物、またはお花などでしょうか。
クッキーやおせんべいなど日持ちがするものだと、品物がかぶっても相手のご迷惑になりにくいです。
地方によっては、法要が終わったあとに御供物のお菓子など箱を開け、分けて持って帰っていただく風習があるところもあるようです。
そのときには、中身が個包装である程度ボリュームがあるものの方が好ましいですね。
金額的にはあとでお話しする、御仏前として包むお金の金額相当が相場と言われています。
5,000円包む間柄なら、そのくらいの御供物を選ぶといいということですね。
季節の果物やお花などを持っていきたいときは、ご実家に相談してからにしましょう。
お花の場合は白を基調としたアレンジなど用意しますが、そうでなくても故人の好きだった花などで用意することもあります。
また、地方によっては赤や黄色などの華やかな花をお供えすることもあるそうなので、事前に確認が必要です。
果物も何組もかぶってしまうと厄介なもの。
恐らく果物を考えていらっしゃる方は先に打診があるはずなので、ご実家に確認されるといいかと思います。
逆にお素麺や缶詰の類は、いくつあってもご迷惑にならないものです。
初盆ですと白提灯を供えるものでしたが、最近は住宅事情で必要のないおうちも多いとか。
ご実家で必要だということでしたら、兄弟がいたら連名で現物か、もしくは「御提灯代」として現金で包んでもよいでしょう。
品物をお供えするときののし紙は「御供物」「御供」とするのが一般的です。
水引は、弔事用の白黒か黄白の結び切りとします。
親の初盆のお供えの金額の相場はどのくらい?
お金をお供えする場合は金額の目安として3,000円、5,000円、10,000円が多いようです。
故人との間柄によって金額を決めます。
ご実家での初盆でしたら、御仏前、御提灯代と合わせて20,000円くらいが妥当かと。
提灯は必要ないと言われたときも、恐らく法要のあとにお食事なども用意されていると思います。
それ込みでこのくらいの金額をお包みするといいかと思います。
ご兄弟がいらしたら、金額や供物の打ち合わせなどしておくとスムーズですね。
お金を包むとき、のし袋には「御仏前」「御供物料」などとします。
水引は「双銀」「藍銀」「黄白」とし、結び目は、「結び切り」または「鮑(あわび))結び」とします。
ちなみに私の住んでいるところ、というか実家では(やはりおうちによっても大分違うようなので)兄弟で白提灯、お菓子、お供、お花、御仏前でお金包んでフルコースです!
なかなか大変だと思いますが、これもだんだん簡略化されていくのだろうと思います。
そもそも、子供の数が減っていますから、これを少人数で賄えと言われても土台無理な話です!
初盆のお供え、実家の場合はどうする?まとめ
しきたりは時代によっても変わるものです。
故人の一番近いご家族に失礼にならないよう気を使いたいものですが、大切なのは故人を偲ぶ気持ちだと思います。
穏やかな気持ちで、亡くなった方を思い出せる日であるといいですね。
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