地方にもよるのかもしれませんが「雨の日にお墓参りにいってはいけない」という迷信、聞いたことありませんか?
単純にお線香に火がつかないから行っても仕方ない(笑)という意味かと思っていましたが、そういうことではないようなんですね。
雨の日にお墓参りにいくとよくないことが起こるのでしょうか?
どうして行ってはいけないと言われているのでしょう?
雨の日のお墓参り事情についてまとめてみました!!
墓参りは雨の日はNG?控えろといわれる意味は?
「夜、墓参りにいってはいけない」
「妊婦は墓参りにいってはいけない」
「お墓で転ぶと治りが遅い」
「お墓で転ぶと猫になる(?)」
など、お墓参りにまつわる迷信はいくつか存在します。
地方にもよるのでしょうか?私はここに書いたものはひとつも知りませんでしたが。
言い伝えや迷信は、主に先人の経験から子供たちに危険がないようにと注意を促すものが多いように思います。
例えば「夜にお墓参りにいってはいけない」「お墓で転ぶと治りが遅い」などがそうです。
お墓のあるところは足場が悪いところが多く、木の根っこや大きな石などがごろごろしていることも珍しくありません。
ここで子供たちが遊んで、転んだりしたらそれこそ大ケガをしかねません。
そこで、ちょっと恐ろしそうな含みを持たせて「してはいけない」という風に言い伝えたのではないか、ということなんですね。
また「妊婦は墓参りにいってはいけない」と「雨の日に墓参りにいってはいけない」は、実はよく似た理由から言われているようなんです。
昔の日本では埋葬は土葬が主流でした。
健康な人でも感染症にかかる危険が多かったそうなので、そんなところに免疫力の弱った妊婦を行かせない方がいい、という考えから言い伝えられていたようですね。
同じように「雨の日に」というのも雨が続いたお墓では感染症の心配やどうも、臭いなどへの配慮、またただでさえ悪い足元がぬかって危険であるという気遣いもあったようです。
現在では埋葬は火葬なのでこんなことも言われないと思いますが、足元が悪いのは今も昔も変わらないので、十分気を付けてお出掛けされるに越したことはないですね?
余談ですが「猫になる(笑)」も、お墓でふざけると生まれ変わったら猫になってしまうぞ!と脅かすための文句だったようです。
でも「猫にならなってもいいかも♪」と思ったお子さんにはあまり効果がなかったとか……?
お墓参りの作法!雨天時のお線香やお供えはどうする?
いつでも行ける場所にあるのであれば、もちろん予定を変更しても構わないでしょう。
でも、遠方からお墓参りを目的にして出掛けてきた場合には、諦めて帰るわけにもいきませんね?
そんなときは「簡単に済ませる」という方法でも失礼にはあたりません。
お線香をお供えしても、すぐに消えてしまうような場合には、かえってごみになってしまうのでお参りだけで構わないのです。
お花やお菓子などを供えるにも、雨に打たれてボロボロになってしまうくらいなら省略してもいいのです。
大事なのは「供養する気持ち」ですから、会いに来たよ、と話しかけるだけで十分なのではないでしょうか?
雨の日にもお墓参りをしたって構わない、と書きましたがやはり迷信は地方色が強いもの。
絶対にそれを許さないという土地がないとは言い切れません。
時間がないので「夜にお墓参り」も「妊婦だけどお墓参り」も近くにご親戚が住んでいるようなら、一応確認してみるといいかもしれません。
せっかくの供養の気持ちが、周りの方を不快にさせては元も子もありませんからね?
最初にお話しした言い習わしのお話ですが、「お墓で転ぶとあの世に連れていかれる」「片足を持っていかれる」「片腕を持っていかれる」何て言う物騒なものもあるんです。
やはり昔の土葬文化に由来しているもののようです。
要はバクテリアなどが多いところで怪我をして破傷風にかかるなどというのはよくあることだったわけで、子供たちに対する警告だったようなんですね。
広くて隠れるところも豊富で、遊び場所としては最適だったようですから。
「あの世に」というのにはもうひとつ理由があって、土葬されたその上を歩くような構造になっているお墓も少なくはなかったようで、子供が遊んで暴れると、地中に埋まって腐敗した棺桶の蓋が崩れて…
それは、ものすごいトラウマになりますね…
雨の日のお墓参りについてまとめ
とにかく、神聖なところであるので遊んだりふざけたりしてはいけない、ということなんですね!!
お時間ありましたら、葬儀やさんがその辺り詳しく解説してくださる動画を見つけたので張り付けておきますね!
途中どうしようもない冗談も挟みつつ(笑)分かりやすい説明に思わず頷いてしまいます。
↓
参考になりましたでしょうか?
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