日本は地震大国です。
いつなんどき大きな地震に襲われるともしれません。
地震発生から建物倒壊まで十数秒。
ここを切り抜けられれば、なんとか避難所へたどり着けるかもしれません。
そして備えがあれば、慌てず落ち着いた行動ができるはず。
でも、備えって何をどの位すればいいものなんでしょう?
今だからこそ…震災時に役に立ったもの大調査
防災グッズには、命を守るためのものと、普段の生活に戻れるまでの間、快適な生活が送れるようにするためのものがあると考えます。
命を守るためのグッズ
命を守るためのグッズは以下の通り。
- ヘルメット
- ライト
- 靴(できれば底の厚いもの)
- 防寒着
- ソーラーや手動の充電器
- ビニール
- 軍手
- トイレットペーパー
- ちょっとしたお菓子
- 水(500ミリリットル)
これらは一人分ずつリュックなどに納め、まくら元や目につきやすい場所に置いておきます。
納戸や押し入れの奥にしまっていては、とっさの時に持ち出せません。
被災した場所が玄関近くならいいのですが、そうでなければ裸足で避難しなくてはいけません。
履き潰したものでも構わないので、靴をリュックに入れておけばどこからでも避難することができます。
お子さんのものは時々サイズを確認してあげてください。
普段の生活に戻れるまでに必要な物
その他小さいお子さんがいるお宅ならおむつ(おしり拭き)、ミルクなどは必需品。
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女性なら、とりあえず数日分の生理用品は入れておくと安心でしょう。
これは、被災してから避難所、もしくは安全なところに移動できるまでに使うものです。
その他に、飲料水(ひとり1日3リットル×1週間分)や保存の利く食品(1週間分)、携帯トイレや、ソーラー充電器、シュラフなど生活をしていくためのものを用意します。
これは、この量を考えてもわかるように、持ち出すものではありません。
自宅が崩壊を免れて、避難所生活をしなくてもよかった場合、使うものです。
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もしも、趣味がアウトドアのご家庭ならば、キャンプ用品をフル活用しましょう。
家の中にガラスや物が散乱して中で休むことができなければ、敷地内にテントを張って眠ることができます。
簡易コンロもお湯を沸かしたり、調理をしたりの役に立ちますね。
普段していることを、非常時にしているだけだと思えば、気持ちも軽く心にも余裕が出るでしょう。
そうした行動が家族の安心にも繋がり、被災時でも気持ちを強く明るく持てるはずです。
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せっかくの防災グッズが役に立たない場合も…見極めのポイント
実際に災害に遭われた方や専門家の話などを聞くと、市販の防災リュックの中に入っているもので『これは必要ないだろう!』というものがあるとか。
避難用リュックは、あくまで一時的なもの。
避難所や安全な場所へたどり着くためのものです。
そんなリュックに、入っていなくてもいいものとは?
一体なんでしょう?
意外と必要ないものは『ロープ、ビニールひも』だそうですよ!
「避難所に向かう途中で、なにかを縛ることは絶対にない!」というのが理由のよう。
「え、高層のマンションだったりしたら、避難するときに使えるんじゃないの?」
って考えました?
なんの訓練もしていない人が、ロープ1本でビルから降りるなんて、まず無理。
日頃から現実的な避難方法をシミュレーションしておきましょう。
その他
- 基礎化粧品(そんなことは気にしていられない)
- 紙皿、紙コップ(少しでも濡れてしまうと再利用不可能。持つならプラスチックのものの方がいい)
- テント(避難の時にはもって出ても、重くてかさばるだけ。家にあるなら万が一家が倒壊の危険の時、敷地内に張るくらいはできるかも)
などの意見が聞かれました。
アイリスオーヤマの避難リュックセットは、スマホの手動式充電器や毛布、カイロなどすぐに使えるものがセットになっていておすすめ。
ここに靴とちょっとしたお菓子などを入れたら、少し気持ちに余裕が出そうです。
災害時に本当に必要なものまとめ
起きなければそれに越したことはありませんが、災害はいつやってくるかわからないもの。
守らなくてはいけない小さなお子さんがいるときには、何よりもそれが気がかりですよね。
もしも大きな地震に襲われたときは、難しいですが落ち着いた行動でまず、自分の命を守ることを考えてください。
でないと、お子さんやご家族も助けることができません。
でも、なんにもないのが一番ですが!!!
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