夏休みの宿題が俳句ですか。
渋いですね!
少ない文字数で季節や情景を表すのはなかなか難しいものですよね?
ちょっとしり込みしてしまいますが、難しく書こうとしなければ大丈夫!!
夏休みに見聞きしたこと、体験したことのなかに題材はいくらでも転がっています。
「あのときのことを書こう!」とテーマが決まったらあとは早い!!
夏の思い出を5・7・5に閉じ込めましょう!
夏休みに詠む俳句は作り方のコツを押さえることと題材選びが重要
まずはテーマを考えましょう。
一番最近したことを思い出してみます。
宿題、自由研究、プール、お祭り、お墓参り、アイスを食べた、スイカを食べた……
なんとも夏らしいことをたくさんしていますよね?
これらのことを体験したときのことを切り取ることで俳句はできていくんです。
例えば、田舎のおばあちゃんのうちでみんなで出掛けたお祭りでいってみましょうか。
お祭りには誰と行きましたか?
なにか買い物をしましたか?
どんなことが楽しかったですか?
その時、どんなことがあったかを思い出します。
例えば
- 行った人→お母さんといとこ
- 買ったもの→お面とたこ焼き
- 楽しかったこと→たこ焼きが熱くて、みんなで口のなかをやけどしそうになりながら食べたこと
次に季語ですね。
俳句には必ず季語を盛り込みます。
お祭りがテーマなら「夏祭り」「夏の夜」「笛の音」「打ち上げ花火」などがあるでしょうか?
この中から「夏祭り」を選びました。
ちょうど5文字なので、最初か最後にとりあえず置きます。
もしくは
○○○○○ ○○○○○○○ 夏祭り
ですね。
なんだかそれらしくなってきました!
たこ焼きが熱くて、それをみんなで楽しく食べたことを表現したいのですから、たこ焼きが、たこ焼きの、たこ焼きで、などは使いやすそうです。
それでは一句
「たこ焼きに はしゃぐ僕たち 夏祭り」
……いいじゃないですか?
なんだか楽しそうですよね。
では、たこ焼きを真ん中に持ってきたらどうでしょう?
もしくは
○○○○○ たこ焼き○○○ 夏祭り
なんかちょっと捻ったみたいに見えませんか?(←自画自賛)
それでは一句。
「口のなか 踊るたこ焼き 夏祭り」
これもいいじゃないですか?
めっちゃ熱そうですよ!!
こうやって、見つけた言葉をパズルみたいに組み合わせていくのが俳句を作るコツ!
でも、注意しなくてはいけないのは「季語はひとつ」ということ。
先ほどの「夏祭り」なら
「夏祭り 打ち上げ花火 飾る空」
というのはなんだかうまく書けているようなんですけど、ダメなんです。
「夏祭り」「打ち上げ花火」で季語がふたつになってしまっているでしょう?
季語はひとつの約束に反しているんですね。
打ち上げ花火のことを書きたければ、例えば
「星ぼしと 打ち上げ花火が 飾る空」
とか
「四尺の 打ち上げ花火 世界一」
(四尺玉という大きさは日本最大であり世界最大でもあります。これがみられるところは日本でも2ヶ所ほどです)
なんていかがでしょうか?
見たものを見たまま並べるだけでも、それなりに書けてしまいます。
付せんにキーワードを書いたものを並べかえたりしていると、ひらめくかもしれませんよ!
これで悩まない♪夏休みの俳句にぴったりの季語は?
さっきもちょっと書き出しましたが、とにかく夏に起こったこと、食べたもの、行った場所のなかに季語はたくさん隠れています。
いらない紙にどんどん書き出してみましょう。
ピンと来るものが思い出せたら、完成はもうすぐですよ!!
スイカ かき氷 とうもろこし なす キュウリ 冷やし中華 素麺 トマト
海水浴 お化け屋敷 プール キャンプ 盆踊り
夏の海 夏の空 夕立 ほたる 入道雲 浴衣 うちわ すだれ 夕涼み
…結構転がっていますよね?
色々なところにヒントはあります。
テーマと季語が見つかったら、もうできたも同然!
もう一息、頑張りましょう♪
小学生向け♪夏休みの俳句の宿題のコツまとめ
最後にちょっと上手に見えるコツを!
「思ったことをそのまま書かない」。
これ結構やりがちですが、そうじゃない方が大人っぽい俳句になりますよ。
例えば
「夏山に 家族で旅行 楽しいな」
「手作りの アイスクリーム つめたいな」
楽しいな、おいしいな、うれしいな、など感情をそのままのせてしまうのは、ちょっと子供っぽい感じがします。
アイスクリームの方をちょっといじってみると
「手作りの アイスクリーム 涼む午後」
だと、ひんやりした感じは出つつ、余韻が感じられるような気がしませんか?
この辺りを考えつつ、夏の一句をひねり出してみてくださいね!!
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