お盆玉、という言葉をご存知ですか?
お盆に親戚の子供さんとか実家のご両親などに渡す、ちょっとしたお小遣いのことなんですってね!
発祥はどうやら山形から。
夏のお盆に実家に帰る奉公人に「お盆小遣い」として、主人が渡していたことが由来しているようです。
それはきっと嬉しいことだったでしょうね。
それが今日「お盆玉」として新たな習慣として根付きそうなんです。
お盆玉の目安は?
いただいたらお返しってするの?
自分はしたくないんだけど…角がたつ?
夏の当たり前になる?お盆玉について考えてみました!
お盆玉の相場はお年玉と同じくらい。お返しに現金以外はどう?
恐らく、こういったお金のやり取りをする関係は、親戚間が多いのではないですかね?
お盆に偶然会った学生時代の友人とかもあるのかしら?
親戚だったら事前に打ち合わせなどしてあると、スムーズですよね。
あげるにせよ、あげないにせよ。
新しい習慣なので、みんなはこうしているというのはあまりないようなのですが、一般的には額面の目安はお年玉と同じか、それよりも少ない、という感じのようです。
- 小学生で1000~3000円
- 中学生で3000~5000円
- 高校生で5000~10000円
くらいでしょうか?
もしもいただいてしまって、相手にもお子さんがいた場合は、同等の額をその場でお返しするのがいいでしょう。
あればポチ袋を使って、なければ白い紙やティッシュにくるんで「用意がなくてごめんなさい」と一言添えれば、失礼には当たりません。
後日何か品物を贈る、というのも御礼にはスマートなのですが、相手にお子さんがいる場合、たぶん、期待に満ちていますよね?
あなたのお子さんはもらえたのに自分はもらえなかった、という気持ちになってしまいます。
その場合は、後で何か、よりもその場ですぐ返してしまった方がいいでしょう。
相手の方にお子さんがいらっしゃらない場合は、お返しはしなくてもいいのでは?
入学祝や七五三と一緒で、もらった本人が子供で収入がないのですから、お返しという概念はないと考えていいと思います。
その場で子供に御礼を言わせて、後日夏休みの写真などを添えてお礼状をお出しすれば、喜ばれるのではないでしょうか?
「面倒&出費」お盆玉はいらない派も意外に多い?
こういう場面にあったことはありませんが、私もいらない派かも(笑)
親戚の子供の分この出費の多い時期におこづかいを用意しなくてはいけないなんて、ちょっと無理です!
ただ、予告なくいただいてしまった場合には、たぶん、先ほど書いたようにその場でお返しをします。
そして親御さんに「これは習慣になったら大変だから、止めませんか?」と提案すると思います。
たまたま会った友人だったら、次はないかもしれませんが、親戚ともなれば一度やったらこれからずっとですもんね。
子供たちが楽しみにしているから、などと言われたら例えば『じゃあ、学年に関係なく一律1000円っていうことにしましょう』と言うとか。
お盆のお祭りに持って行くおこづかいの足しに、くらいのニュアンスで十分ではないでしょうか?
新しい習慣や決まりごとになんだか振り回されがちですが、「私はしません」という意思表示は大切だと思います。
子供たちには楽しいイベントになりそうですが、ゆくゆくは自分達だってあげる方に回ることを考えれば、しないに越したことはないと思うのですが…。
お盆玉のお返しはした方が良い?まとめ
正直、奉公していた子供たちがもらう「お盆小遣い」とは重みも意味も全然違うと思います。
彼らが帰りたくても帰れない実家にやっと戻れる時に「土産でも買っていってあげなさい」という奉公先の主人の優しい気持ちを、子供たちに話してあげるくらいでちょうどいいのでは?
それにしても不可解な習慣がどんどん生まれてきて、ついていくのにやっとです!!
時代によって変わっていくのは当然ですが、できることなら財布に負担のない範囲でお願いしたいと思います(笑)!
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