小学校の理科でも、簡単な天気図について勉強した記憶があります。
先生が何を言っているのか少しも理解できず、スッゴク苦手でした!
最近は異常気象なんていう言葉もよく聞くようになりました。
梅雨が明けないとか、ゲリラ豪雨や冷夏、猛暑に振り回されていますね。
お年寄りや子供たちが参ってしまわないように、準備だけは忘れないようにしたいと思います。
ところで梅雨が明けると暑くなるのに「夏が来たから」の他に理由ってあるんでしょうか?
お子さんに聞かれたら答えられます?
夏の自由研究にも使えそうな気象のお話、まとめてみました!!
梅雨明けが暑いのにはこんな理由があった
梅雨明けすると暑くなるのは、夏だからだと思っていました(←ダメな大人)
でもちゃんと理由があるんです。
梅雨前線というのは天気図で見ると半丸や三角がくっついた線ですが、もちろん実際にあんなものが浮いているわけではありません(←わからなかったのは私だけ?)
暑い南の空気のかたまりと北の涼しい空気のかたまりがぶつかったその境目が梅雨前線なんですね。
梅雨が明けるときには暑い空気が勝って、涼しい空気を北に押し上げた状態なので、梅雨前線が過ぎたあとの場所=梅雨明けしたところは暑い、ということになります。
日本の夏はそのあとに台風が控えていたりするものですから、さらにじっとりと湿気を含んだ空気が流れ込んできて、カラッとした夏にはなかなかなってくれないんですね。
湿気だけは勘弁してほしいですね、頭爆発するし……
このくらいの基本知識があれば、新聞に毎日載っている天気図をスクラップして、自分が住んでいるところの天気と照らし合わせて、なぜ今日の天気がこうだったのか、という研究ができそうですね。
夏休みの自由研究にいかがでしょうか?
梅雨明けの時期とその年が冷夏になるかどうかは関係がある?
梅雨明けが遅れると冷夏になりやすい、といわれるのは梅雨が明けるのが遅いからではなく、エルニーニョ現象が起こったときに梅雨明けが遅く、冷夏になりやすいからなんですって。
天気予報などでよく耳にするこのエルニーニョ現象。
南米のペルー沖、太平洋東部の赤道付近の海面温度が普段より高くなり、逆に日本の南の方では水温が低くなる現象のことです。
これが異常気象の原因にもなり、日本では冷夏や暖冬になりやすいんですね。
ちなみにエルニーニョとは反対に、東の方の海面水温が低くなる現象をラニーニャといいます。
これも天気予報などでよく聞きますね。
エルニーニョとラニーニャは3~5年周期で発生して、たくさんの国に影響を与えます。
ラニーニャ現象が確認されたとき、日本付近では、夏季に太平洋高気圧が北に張り出しやすくなり、気温が高くなる傾向があります。
南の方、沖縄などでは南からの湿った気流の影響を受け降水量が多くなる傾向が。
ただでさえ台風が多く来る土地なのに、さらに降水量が上がるって大変ですよね。
また冬は平年より気温が下がる傾向にあり、冷え込みに注意が必要です。
文章だけだと想像しずらいと思うので、エルニーニョ、ラニーニャについて詳しく教えてくれる動画をどうぞ!
こういった図があるとお子さんでも理解しやすいかもしれませんね。
梅雨明けに暑くなるのはどうして?まとめ
エルニーニョ現象が起こったとき上がる海水温度は、数度程度なんだそうです。
海の温度がそれだけ違うだけで、大雨が降って家が流される土地があったり、干ばつに苦しんだりする国があったりのメカニズムは、こうして動画で詳しく教えてもらっても本当にはよくわかりません。
大体エルニーニョ現象やラニーニャ現象が、なぜ起こるかもよくわかっていないそうですもんね。
自然は美しく人を感動させることもあれば、こうして猛威を振るって脅かすこともある。
人間はそれの前には無力だなーと、毎年必ずどこかの国で起こる異常気象のニュースを見ながら思います。
今年の夏は暑くなりそうですかね?
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