ご実家が遠いとなかなか帰省が難しいときもありますよね。
待っていてくれる人がいる間は、頑張って帰ろうと思うのですが……
毎年顔を出さなきゃダメ?
お盆かお彼岸、どっちがだといけない?
家族で移動すると電車代もかかるし、車で移動ならこの時期大渋滞必須。
どうしたらいいの?!
そんなお盆やお彼岸の帰省について考えてみました。
お盆とお彼岸の意味。両方行かないとダメ?
お盆もお彼岸も、故人を敬い供養する日です。
違うのはお盆は亡くなった方がおうちに帰ってきますが、お彼岸にはかえっては来ないという点。
地方によってはお盆の時、茄子やキュウリにお箸を差して馬や牛を模したものを作りますね?
あれに乗っかってご先祖様はうちに帰ってくるんです。
そして迎え火、送り火を焚きます。
ご先祖様が帰ってくるとき迷わないように、またお帰りになるとき道しるべとなるようにとの意味があります。
これらはお彼岸にはないイベントですよね。
つまりご先祖様は帰っていらっしゃらないからなんですね。
ではお彼岸の時、ご先祖様はどこにいるんでしょう?
答えは『彼岸』にいるんです。
あの世とこの世を分ける川のむこう岸です。
春分の日と秋分の日が一番あの世と現世が近くなるという仏教の考えから、7日間の中日はご先祖様に感謝をして、前後の6日間は悟りの境地に達するのに必要な修行をする期間、なのだそうです。
知ってました?
修行の内容も気になりますよね?
布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智慧の6つです。
こうして書くと難しいことみたいですが、例えば『布施』は人のために惜しみなくよい行いをすることであり、お手伝いを気持ちよくすることや、笑顔で人に接するなんていうのもこの『布施』に当たります。
自分の行動を見直してみるいい機会なのかもしれませんね?
もしどちらかだけ、というのであればご先祖様がかえって来ているお盆がいいのでは?
せっかく帰ってきても懐かしい顔に会えなかったら、私たちだってがっかりしてしまいますもんね。
お彼岸の日は心の中で行けなかったことを詫び、手を合わせればいいと思います。
実家が遠い場合の帰省、皆はどうしてる?
日本国内を公共機関を使って移動するのは、本当にお金がかかります。
毎年、ましてやお彼岸の時まで帰省もしていられませんね。
でも、ご両親やご兄弟がお元気な内は、せめて年に一度くらい顔を出してあげてほしいなーと思います。
知り合いは山口県から福島県までおよそ14時間を、毎年奥さまのご実家まで車でブッ飛ばすと言っていました。
遠いところに嫁ぐのもなかなか大変なことですが、家族や夫婦の大事なコミュニケーションという感じで素敵ですよね。
転勤などの事情でご夫婦共に自宅と実家が遠い、などということもあるでしょう。
本来お盆は嫁ぎ先のお盆を優先させるものだと思いますが、そんなに何度も帰れるならば、悩んだりしないですよね…
そんなときは無理をせず一年交代でもいいのでは?
お詫びの手紙と一緒に仏壇に、供えられるようなものを送ってもいいと思います。
お盆なら果物、お菓子、お花など。
送るものに悩んだときには「供物料」などとして現金を送っても。
ご実家なら相場にして5000円くらいでしょうか?
水引は一般的に白黒の結びきりですが、地方によっても違うそうなのでご確認を。
お彼岸やお盆の帰省、実家が遠い場合どうする?まとめ
いかがでしたか?
お盆やお彼岸はご先祖様を供養する習わしですが、どちらかというと離れて暮らす家族に元気な顔を見せる目的の方が強いような気がします。
遠ければGWもお正月もなんて何度も移動するのは大変なこと。
例え出掛けることができなくても、供養の気持ちとご実家への気配りを忘れてはダメですね!
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