我が子の成長を感じられる一大イベントのひとつ、運動会。
可愛いダンスに癒されたり、組体操に感動したり、リレーでは白熱したりと盛り上がりますよね。
親御さんはみんな我が子の活躍する姿を見たいと思います。
そんな運動会で、我が子がかけっこでビリになって泣いてしまった…という経験がある人もいらっしゃるのではないでしょうか。
運動会ではハプニングも付きものですが、こんな時どうしますか?お子さんにどういった声を掛けますか?
運動会のかけっこでビリになって泣く子、うちだけ?
楽しみにしていた晴れ舞台で、ビリになって泣いてしまった我が子を見るのは親としても辛いですよね。
幼稚園児だと特に、その後の競技までグズグズしてしまったり。
親としては気が気じゃなくなりますね。
そんな時どうしてあの子は負けたくらいで泣くんだろう?さっさと気持ちを切り替えれば良いのに…などと思ってしまったことはありませんか?
そもそも涙には3つの種類があります。
基礎分泌
ほんの僅かな量ですが、私たちの目を守るために常に流れている涙です。
目の乾燥を防いだり、ホコリやゴミが入るのを防ぐ役割をしています。
刺激性分泌
外からの刺激で流れる涙です。
笑いすぎて涙が出たり、玉ねぎを切っている時に涙が出たり…というのもこの涙です。
情動性分泌
感情が動いたときに出る涙です。
悲しい、嬉しい、寂しいなど、いわゆる『泣く』と言われる涙がこれです。
感情が動くとどうして涙が出るのかは、まだ科学的にも解明されていないそうですが、自分でも涙を抑えられないのが情動性分泌の特徴です。
かけっこでビリになって流す涙は、情動性分泌です。
このように見てみると、ビリになって悔しい!悲しい!という気持ちから涙が出ているのが分かります。
少し難しい話になりましたが、つまりかけっこでビリになって泣くことは正常なこと。
それだけ『勝ちたかった!!』という気持ちが強いということです。
泣かないで!と思わず、そっと見守ってあげましょう。
運動会のかけっこでビリになってしまった時に親がかけるのはどんな言葉?
さて、ビリになって泣いている子にどのような声を掛ければ良いのでしょうか。
側で見守る
上でも少し述べましたが、まずは気持ちが落ち着くまで待ってあげましょう。
いろいろ言いたい気持ちもあると思いますが、ぐっと我慢してください。
ただただ見守りましょう。
話を聞く
少し落ち着いてきたら気持ちを聞いてあげましょう。
悔しかったこと、悲しかったことなど、どんなことでも良いので子供の口から出る言葉をすべて受け止めてあげましょう。
褒める
かけっこの勝ち負けに限らず、子育てにおいては切り離せないことですよね。
負けてしまった子は、自信を無くしているはずです。
『走り方がかっこよかったよ。』『頑張ってたね!』など些細なことで構いません。
無くしてしまった自信を取り戻してあげましょう。
目標を立てる
『かけっこが早くなるようにママと練習しよう』『次は1番を目指そう』など、なんでも良いので目標を決め、今から出来ることを話し合いましょう。
目標に向かって何かを始めることで、前向きな気持ちになります。
運動会の徒競走でビリになって泣く我が子へかける言葉まとめ
いかがでしたか?
子供が悲しい、辛い思いをすると親も自分のこと以上に辛いですよね。
良かれと思って、つい先回りして口出しをしそうになりますが、1番辛いのは子供自身であることを覚えておきましょう。
まずは他の子と比べず、我が子のすべてを受け入れてあげること。
簡単そうで、なかなか難しいことですが、とても大切なことです。
親にすべてを受け入れてもらえている子は、きっと自分が誰より幸せだと実感するでしょうね。
コメント