お裁縫に馴染みのない方にとって、入園入学に必要なレッスンバックやお弁当袋の作成は、大変なプレッシャーですよね?
何しろ布は間違って切ってしまったらもとには戻せず、また買い直さなくてはいけないし、ミシンはなかなか言うことを聞いてくれません!
上手に作るコツってなんでしょう?
ミシンが苦手なんですが、手縫いでも作れるの?
幼稚園にもっていく袋物って、自分ではどんなに失敗したと思っても、お子さんにとっては宝物です。
だから失敗を恐れず、チャレンジしてみてくださいね!
ではレッスンバッグの作り方のコツを見てみましょう。
レッスンバッグの手作りで失敗したくない!コツはある?
よく聞く失敗は
- 縫い代の存在を忘れる
- 布の裏と表を間違える
- アイロンをかけない
の3つです。
工作で言うところの「のりしろ」が、お裁縫の「縫い代」です。
この部分は袋の中にはいって見えないものですが、ないと寸法通りの袋には仕上がらないんです。
布を裁断するときは、型紙に必ず縫い代をプラスしてからハサミをいれましょう。
特に袋のように表と裏があるものを作るとき、出来上がりの袋をイメージして柄を表にしてぐるっと回りを縫ってしまうと、出来上がったときはその部分が中に入ってしまうので「あら?」ということになってしまいます。
バッグの作り方などの本に「中表」という表示がしてあるのは「表が中側を向くように布を重ねて、周りを縫いましょう」という意味です。
回りさえ縫ってしまえば、ひっくり返せばもう袋の形!
意外と簡単ですよね?
最後の「アイロンをかけない」というのは、実は洋裁ではミシンよりも重要なことなんです。
ミシンを一本かけたら、すぐにアイロンをかける。
これだけで仕上がりが全然違うんですよ!!
レッスンバッグだったら、
②回りをジグザグミシンでかがる
③わき、底を一気にぐるりと縫う
④「アイロンをかける」
このアイロンは3ヶ所。
1ヶ所目、まずは袋を平らにおき(どっちが上でもOK)今縫ったミシンの線のすぐ内側を折り曲げるようにしてアイロンをかけます。
2ヶ所目は表に返して袋の形を整え、上からさらにアイロンをかけます。
そして3ヶ所目はいれ口を縫い代通りに折り曲げ、落ち着かせるようにアイロンをかけます。
試しに、最初はアイロンをかけないで表に返してみてください。
アイロンをかけた方とは全然違うはずです。
理想はミシンをかけている間、アイロンは常に温まっていることです。
でも、お子さんがいたり、目を離すことが多かったりするとそうもいきませんね。
時間はかかりますが、いちいち温めてアイロンをかけましょう。
きれいに仕上がる近道ですよ!
レッスンバッグを簡単に作るには手縫い?ミシン?
幼稚園生のレッスンバッグなら、中にはいるものは恐らく絵本1冊くらいでしょう。
それならば手縫いでも十分間に合うと思います。
半返し縫い(一針縫ったら半分返す)という縫い方をすると、しっかりと丈夫に縫え、またキルティングなどのふかふかした生地もしっかり押さえてくれます。
でも小学生ともなると、サブバッグ的に使われるレッスンバッグには辞書や教材、図書館で借りてきた本などの重いものが入ることもありますね。
また、男の子達のハードな扱いには、ミシンで縫ったバッグだって悲鳴をあげるほどです……
おうちにミシンがなくて、という人はこんなサービスを利用してみては?
蛇の目ミシンが主催するミシンを自由に使えるショップ。
ワークショップ開催時は利用できませんが、それ以外は様々なミシンを使って洋裁をすることができます。
スタッフの人がいらっしゃるので、わからないことを聞けるメリットも。
イベント、ワークショップの予定はお店まで問い合わせてくださいね!
また、バッグが針、糸なしで作れる強力ボンドが注目を集めています。
指定のレシピ通りに作ったトートバッグは、ペットボトルを数本入れてもびくともしないのだとか!
お子さんのやんちゃな扱いにも耐えてくれそうですね!!
■コニシボンド/裁ほう上手
この裁ほう上手を使ったリバーシブルのトートバッグの作り方を、解説してくださっている動画が参考になりますのでご覧になってみてください。
裏地がついているって難しそうですが、実は縫い代の始末をしなくてもいいので楽と言えば楽なんです。
これを使えばレースをつけたりアップリケしたり、アレンジは無限大!
裁縫が得意じゃなくてもレッスンバッグを作れるコツまとめ
いかがでしたか?
お母さんが一生懸命作った通園バッグなら、きっとお子さんも大喜びしてくれるはず♪
とはいえ、数時間から数日を費やさなくてはならないのですから、急がしい中で大変なことだと思います。
でも、お母さんにもきっといい思い出になるはず。
是非挑戦してみてくださいね!!
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