トマトは柔らかく、ビタミン、ミネラル、リコピンと栄養も豊富で、離乳食の初期から赤ちゃんには食べさせることができます。
希にアレルギー症状が出ることがあるので、初めて与える時は少量からが望ましいですが、いろいろなメニューを作ることができ離乳食の食材としてはかかせません。
しかし、トマトの皮や種を取り除くのはちょっと面倒ですよね。
そこで、なぜトマトの皮や種を取り除く必要があるのか?いつまでやればいいのか?など、トマトを使った離乳食作りのポイントをまとめてみました。
離乳食でトマトの種取りをするのはなぜ?いつまでやればいい?
一般的にトマトの皮や種は、1才まで取ることが望ましいとされています。
皮は、まだ歯が生えていない赤ちゃんには噛みきれないことが多く、喉に詰まらせてしまう可能性があります。
また、消化吸収能力が未発達なため、消化不良をおこしてしまう心配があるからなんです。
目安は1才ですが、歯が生えるのが遅かったり、便に種がそのままの形で出てきたりする場合は、赤ちゃんの機能がまだ未発達と考えられますので、種や皮を取り除くようにしましょう。
種の部分は酸味があるので、取り除いた方が赤ちゃんも食べやすくなりますよ!
先輩ママの経験談だと、意外と種は取らないという方や、10ヶ月くらいから取るのをやめた。という方も多くいました。
皮は1才くらいまで剥いてる方が多かったですが、種はあまり気にしてない方もいるようです。
身体の機能には個人差があるので、赤ちゃんの様子を見て判断してくださいね。
離乳食作りでも時短!簡単なトマトの種の取り方やトマトの離乳食活用法
赤ちゃんの為に種や皮を取った方がいいと分かっていても、ちょっとの手間がママには負担になってしまいます。
そこで、簡単にできるトマトの種と皮の取り方や、保存方法、離乳食作りをご紹介致します。
トマトの皮・種の取り方
まずトマトの皮を剥いてから、トマトの種を取るとやりやすいです。
トマトの皮の剥き方にはいろいろな方法があるので、やりやすい方法を選んでください。
湯剥き
トマトのヘタの反対側に、十字に切り込みをいれます。
沸騰したお湯に数秒いれて、冷水で冷やすと剥きやすいです。
ミニトマト等、いくつかまとめて皮をむくときにオススメですよ。
直火で炙る
トマトのヘタの反対側に、十字に切り込みをいれます。
ヘタの部分に菜箸やフォークを刺してガスコンロの直火で 全体を炙ると剥きやすくなります。
冷凍する
トマトを丸ごと冷凍して、使う時に水洗いすると皮がツルッと剥けます。
電子レンジ
ヘタの反対側に十字に切り込みを入れ、500wで20秒くらい加熱すると剥きやすくなります。
種は、半分に切ってからスプーンでくりぬく方法が簡単です。
半分に切る時は縦ではなく、横に切るとくりぬきやすいです。
続いて赤ちゃんの離乳食は少量で良いので、月齢や使う量によって大玉トマトとミニトマトを使い分けると良いでしょう。
大玉トマトは一玉でも、数回分に小分けして冷凍保存することができます。
ミニトマトは、皮を剥いて、種を取ると少ししか食べられませんが、赤ちゃんの離乳食の量としてはちょうどよく、大玉トマトより甘味が強く栄養価が高いというメリットもあります。
皮を剥いて種を取った物を刻んで、小分けにして冷凍しておけば、簡単にいろいろなメニューにアレンジできますよ!
では、月齢別に簡単なトマトの離乳食をご紹介します。
離乳食初期
トマト粥
10倍粥に、トマト、だし汁をいれます。
初期は10倍粥、トマトをペースト状にしたものですが、離乳食中期、完了期と進むにつれて、5倍粥や、刻みトマトと変化させてあげることができます。
トマトとじゃがいものスープ
トマトとじゃがいものペーストを野菜スープでのばします。
トマトとニンジン、トマトとお豆腐など、お好みの組み合わせでできます。
離乳食中期
トマトゼリー
トマトのペースト、水、ゼラチンで簡単に作れます。
暑い季節にオススメです!
トマトと刻み野菜のスープ
お好みの刻み野菜のスープに冷凍保存してあるトマトを加えるだけで、美味しさも、栄養価もアップしたスープになります。
離乳食完了期
自家製ミートソース
ひき肉、ニンジン、玉ねぎと一緒にトマト、トマトピューレ又はケチャップで煮込みます。
一度に沢山作って小分けにして冷凍することもできます。
柔らかく茹でたパスタや、うどんのソースにしたり、ポテトグラタンなどにもアレンジできますよ!
離乳食にトマトを使う際の注意やメニューまとめ
トマトの皮と種は、赤ちゃんの消化機能の発達に合わせて取り除くようにしましょう。
皮や種を取り除くのは、少し手間がかかりますが、取り除いた状態で冷凍保存しておけば、簡単に色々な離乳食に利用できます。
トマトはすぐ柔らかくなり、栄養満点なので、離乳食には万能食品ですので、上手に活用してみてください。
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