蛍光灯カバーのお掃除は、汚れの種類によって適した方法、道具があります。
例えば黄ばみといっても原因によって、
- 酸素系漂白剤
- メラミンスポンジ
- オキシドール
黒ずみならば
- 食器洗い洗剤
- 浴室用洗剤
またカバーの取り外しが難しい場合でも、放置で簡単にお掃除が可能なのです^^
それぞれ原因別の詳しいお手入れのやり方やカバーに入る虫対策、そもそもカバーって必要なのか?など詳しくご紹介しますね。
蛍光灯カバーの黄ばみの落とし方
蛍光灯の掃除には汚れの原因によって、いくつかの方法があります。
まずは汚れの原因を探っていきましょう。
- 蛍光灯カバーはプラスチックでできていることが多いので「紫外線による化学変化」
- 蛍光灯を設置してあるところがリビングやキッチンだったら「タバコのヤニや油汚れ」
- 掃除によって落ちない汚れや黄ばみは「蛍光灯カバーの劣化」
などが原因として考えられます。
それでは、それぞれ汚れの原因に適した対処法を見ていきましょう。
化学変化による黄ばみには酸素系漂白剤
蛍光灯のカバーはだいたいプラスチック製のものが多いですよね。
そんなプラスチックの黄ばみは、漂白剤で落とすことができます。
ですが、漂白剤の種類に注意が必要です。
蛍光灯の掃除をする場合は洗濯物に使う酸素系漂白剤を使うことで、黄ばみがとっても簡単にそして綺麗に落ちます。
身近なところではワイドハイターExなどはそうですよ!
なぜ塩素系ではなく酸素系なのかというと…
酸素系に含まれている成分「過酸化水素」が日光に当たることで化学反応を起こし、黄ばみをとってくれるからです。
なので過酸化水素が入っているかどうか、確認してから試してみてくださいね!
そして漂白剤を扱うときは必ずビニール手袋などをしてください。
掃除の方法
酸素系漂白剤を使用する掃除の方法はとても簡単です。
1.まず漂白剤をたらいやビニール袋などに入れ、水で薄めます。
2.そして落としたい蛍光灯のカバーをたらいやビニール袋に浸します。
3.そのたらいなどをお天気のいい日に日光に当て、そのまま2、3日置いておきます。
4.後は水で洗い流して完了です!
作業はたったこれだけで、白くきれいになっているはず。
とっても簡単ですよね!
ここでのポイントはたらいやバケツなどを使用する場合は、お水が蒸発しないようラップ等をすることです。
タバコのヤニや油汚れにはメラミンスポンジ
黄ばみがそこまでひどくない場合、油汚れなどの場合は、水分をたくさん含ませたメラミンスポンジで擦ってみるとみるみる黄ばみが落ちます。
メラミンスポンジはキメが細かいので、傷をつけたくないものなどに最適です。
お水が少ないとメラミンスポンジが効果を発揮できないので、ここでのポイントはメラミンスポンジにたっぷりのお水を含ませることです。
力を入れる必要はなし!
メラミンスポンジは軽く擦るだけ。
メラミンスポンジは、100均にも売ってるのでぜひお試しください。
掃除では落ちないプラスチックの劣化の場合は買い替えを
蛍光灯のカバーの黄ばみは、汚れだけが原因ではない場合があります。
それは、劣化による黄ばみです。
劣化による黄ばみの場合は、いくらお掃除してもとれませんよね。
汚れによるものなのか、劣化によるものなのかの見分け方ですが
「カバーの表だけ黄ばんでいて、裏はそこまで黄ばんでいない場合」
は汚れによる黄ばみです。
全体的に黄ばんでいる場合は劣化によるものです。
その場合はカバー自体を新しく買い換えるのが1番ですね。
汚れによる黄ばみの場合は、早めにお掃除をしてなるべく黄ばみを抑えましょう。
蛍光灯カバーの黒ずみの落とし方
黄ばみではなく、カバーがなんだか黒くなっている場合もありますよね。
カバーが黒ずんで見えるのは、埃が原因です。
照明がある場所によっては油などがカバーに付着し、余計に埃が付きやすくなっている可能性も。
そんな埃による汚れを落とす方法をご紹介します。
食器洗い洗剤
普通のほこりならば濡れた雑巾などでふき取れば良いですが、油が付いているとなると力を入れてこすっても落としずらいと思います。
この場合はカバーを外し、食器洗い洗剤で全体をこすり洗いしてみてください。
この方法が一番簡単で、油を含む埃に有効ですよ。
お風呂用のマジックリン
油汚れが頑固過ぎて食器洗い洗剤では落とせない、カバーが外せないなどの場合はお風呂用のマジックリンで洗い流すか、拭き掃除をしてみてください。
またはキッチンペーパーなどを使い、湿布のように貼っておき放置でもOKです。
最後は洗い流して、お掃除完了です。
蛍光灯のカバーが外れない時は?
キッチンペーパーなどで湿布をするのが有効
蛍光灯のカバーが外れない場合、油汚れやタバコヤニくらいならマジックリンなどの油汚れに強い洗剤を湿布することで十分落ちるはずですよ!
ホコリなどをきれいにぬぐってから、マジックリン+湿布。
しばらくしてから濡れた雑巾でしっかり拭き取りましょう。
油汚れでない場合は、先ほどご紹介した酸素系漂白剤を使った方法も直接塗布することで試すことはできます。
この時、水分が蒸発しないように、ビニールやラップで蓋をしましょう。
ただし漂白剤を使った黄ばみ対策は、外さないで試す場合は紫外線に当てることが難しいので、効果は薄いと思われます。
室内にだって紫外線は入ってきますが、効果が現れるほど(数時間から数日分)の紫外線を当て続けることはできませんからね。
オキシドールを使う
漂白剤は難しくても、カバーが外れない場合はオキシドールを使うという手もあります。
消毒に使うオキシドールですが、黄ばみ対策にも使えますよ。
やり方はオキシドールを雑巾などの布に含ませ、カバーを拭きあげます。
もし頑固な黄ばみならキッチンペーパーに染み込ませて、黄ばんでいるところにパックのように被せましょう。
その上からラップをすると、さらに効果がアップしますよ!
漂白剤もそうですがオキシドールを使う際は、素手で触ると荒れてしまいますので必ずビニール手袋をして使うようにしてくださいね。
蛍光灯カバーの中の虫掃除と予防
蛍光灯を太陽と勘違いして寄ってくる虫。
見て見ぬ振りをしていたけど、いざ掃除しようとしたら結構溜まってる時ありますよね…
蛍光灯のカバーの中に虫が溜まってしまった際のお掃除方法や予防方法もご紹介します。
蛍光灯カバーの中の虫の掃除方法
まずは蛍光灯カバーを取り外しましょう。
この時にマスクを忘れずに着用してください!
次にカバー全体に掃除機をかけて、ある程度ホコリや虫を吸い取ります。
虫を見るのも嫌!という場合は掃除機が簡単で良いですが、私は掃除機に虫を吸い取るのが嫌なので、ドライシートでお掃除しています。
もしドライシートでお掃除する際は、手袋をお忘れなく!
また最近は少なくなっていますが、吊るすタイプの照明の場合はハンディモップがおススメです。
虫のお掃除は裏技や便利な道具などはなく、どうにか溜まった虫を排除するしかありません…
虫が苦手な人は見るのも触るのも苦痛ですよね。
もしすごく苦手でできそうにないという場合は、便利屋さんなどを頼るのも一つの手かもしれません。
蛍光灯カバーの中に虫が入らないようにする方法は?
虫が溜まってしまっている場合のお掃除方法をご紹介しましたが、そもそも虫が入らないようにすればお掃除はとっても楽ですよね。
どうすれば虫が電気に寄り付かなくなるのでしょうか。
予防方法は
- 電気をLEDに変える
- 防虫タイプのシーリングライト(照明)にする
- そもそも虫を家に入れないようにする
LED照明に変える
蛍光灯に虫を近づけないようにするには、『LED照明』に変えるだけでOKです!
これだけで虫が寄り付かなくなるんです。
なぜかというと、LED照明は紫外線をほぼ含んでいないからです。
反対に蛍光灯は微量の紫外線を出していて人間には見えないですが、虫には見える光線なのです。
なので、その見える光線へ飛んできていたんですね。
しかし虫の種類によっては、LED照明でも寄り付いてしまうものもいます…。
100%防げるとは言い切れませんが、虫の数が少なくなるのは間違いないです。
今年はカバーのお掃除ついでに、LED照明に変えてみてはいかがでしょうか。
防虫タイプのシーリングライトに変える
虫が照明カバーの中に入ってしまうのは、カバーと天井との間に隙間が空いている為です。
なので、この隙間がなるべくない照明に変えるという方法もあります。
カバーの隙間部分にパッキンが入っている防虫タイプの照明という商品がありますので、虫が苦手な場合はそういったものに交換するというのはいかがでしょうか。
虫がなるべく家に入らないように気をつける
家には隙間がありますし、玄関や窓を開けた時に虫が入ってきてしまうのは仕方がありません。
しかし虫よけ商品などを駆使し、なるべく家の中に虫が入ってこないように対策するというのは有効だと思います。
何もしないのと比べると、カバーへの虫の侵入も減らせるでしょう。
蛍光灯カバーいらないんけどしなくてもいい?
ところであの蛍光灯のカバーって、なんのためについているんでしょう?
黄色くなってくるし、夏場はなかに虫がわんさか入ってくるし、あまり役に立っているとは思えないのですが…
あのカバーが付いているのは、
- 蛍光灯の光を拡散させる目的
- 外観的な問題
- 埃によるショートを防ぐため
などの理由があります。
一番は直線的な蛍光灯の光を、広い範囲に届けるためという理由です。
まあ黄ばみすぎてどうしようもないカバーなら、明るさや広がりも望めなさそうですから、カバーも必要ないかもしれませんがね?
また蛍光灯がむき出しだと、見栄えが悪いためにカバーが付いているという理由も。
そして蛍光灯がむき出しだと、静電気により埃が溜まりやすく、ショートしてしまう危険があります。
なので、それを防ぐためにも必要ということですね。
その他にカバーを外した場合、こんなメリット・デメリットが考えられます。
- 外した方が明るい
- 放熱効果が上がるので、少し電球のもちが良くなる
- 若干ではあるが紫外線量が増える
- 電球にほこりが付くと故障の原因になる可能性がある
- 静電気で埃が溜まりやすいので、溜まった埃が落ちてくる
- 直線的な光が拡散されないので、目に優しくない
私は蛍光灯のカバーは地震などの時に、破片が飛び散らないようについているのかと思っていました。
でも、天井についている蛍光灯が割れるくらいの地震なら、カバーも吹っ飛んでいますよね?
なのでもし防災のことを考えてカバーをつけておくことにするなら、飛散防止フィルムなどを利用した方がいいということですね!
蛍光灯カバーが割れた場合はどうする?
照明カバーは取り寄せが可能な場合も
掃除の時に取り外したら「カバーが割れてしまった!」なんてことになったら、どうすれば良いのでしょうか?
もし割れてしまったら、カバーの在庫があれば取り寄せて購入することが可能な場合があります。
カバーは、照明器具の部品の一部です。
そのためカバーのみというのは電気屋さんでは取り扱っていません。
カバーのみを購入したい場合は、使っている照明のメーカーと品番を電気屋さんで伝え、まず取り寄せが可能かどうか確かめてみてください。
在庫があれば、取り寄せてもらうことでカバーのみの交換が可能です。
しかし照明の製造から時間が経っていたり、新しい照明にリニューアルしていたりすると在庫がないため取り寄せができません。
この場合は、照明自体を取り換えることになります。
価格が高くなることがあるので注意
また運が良ければ3000円程度で購入できますが、照明の部品の一部のみの購入となると反対に割高になることもあります。
照明をすべて交換するのと変わらないくらいの料金になることもあり得ます。
そのため事前にいくらくらいかかるのかは聞いておいた方が良いでしょう。
割れた蛍光灯カバーの捨て方
割れてしまった照明のカバーを捨てる場合は、粗大ゴミで良いのか迷いますよね。
結論としては、「粗大ゴミ」または「燃えるゴミ」となる場合が多いです。
カバーがプラスチックの場合は、燃えるゴミとなる場合があります。
しかし自治体によっては「一辺が30㎝以上」または「一辺が60㎝以上」は粗大ゴミなど、大きさによって分別が決まっている場合もあるのです。
この辺は自治体によって分別の仕方が異なるので、自分の自治体の分別について調べるか問い合わせてみてくださいね。
蛍光灯カバーの汚れの落とし方まとめ
蛍光灯の掃除をする際は、汚れの種類によって適した掃除方法を試してみてくださいね。
- 化学変化による黄ばみには酸素系漂白剤
- タバコのヤニや油汚れにはメラミンスポンジ
- 掃除では落ちないプラスチックの劣化の場合は買い替えを
- 取り外しが難しい場合はオキシドールも有効
- 食器洗い洗剤、またはお風呂用のマジックリン
取り外しが難しい場合は、上記の汚れに適した洗剤などをキッチンペーパーやティッシュで湿布のように貼り付けてみてください。
この時、ラップなどで蒸発を防ぎながら時間を置くのがポイントです。
洗剤を使う際は手袋もお忘れなく!
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