何をしていてもそうですが、「途中で急用が!」とかって結構厄介ですよね。
ましてパンは時間で生地が変化していってしまうもの。
ちょっと待って!はできないような気がします。
……できるんです、実は。
どこで中断したらいいのか、再スタートはどうしたらいいのか。
失敗しない方法をお教えします♪
パン作りを途中で止める際はどの工程で止める?再開する場合は?
最初から中断する予定の場合
まず、最初からどこかで中断しなければいけないとわかっていた場合。
これはまず1次発酵の手前まで進めてしまいましょう。
生地をこね丸くきれいな面を上にしたらラップをかけておきます。
このまま冬場なら玄関などの涼しいところ、夏場なら冷蔵庫に入れてしまいます。
イーストは30~40度で活発に働きだします。
つまりこれより低い温度だと、発酵が進みにくいんです。
なので冬場なら暖房が聞いている部屋より涼しい部屋。
夏場なら冷蔵庫に中に入れておけば、発酵はゆっくりになります。
通常、発酵に適した温度でしたら50分くらいで完了します。
それが涼しいところだと時間がとてもかかるというわけです。
再開するときは、中断してからどのくらい時間がたっているかにもよりますが、生地の膨らみ具合(発酵が終了していると1,5~2倍くらいに膨らみます)などから判断して、発酵を再開させてください。
オーブンの発酵機能でも、しっかりラップなどをかけて暖かいところへ置くのでもよし。
ただし、もう時間は当てになりませんから、様子を見つつ進めてください。
途中で止めなければならない時
材料を計り終わってイーストと水分が混ざっていない状態なら、ここでストップ。
混ざってしまったら先ほどのところまで進めてしまうのがいいでしょう。
2次発酵に入ってしまったら、ひとつひとつラップにくるんで冷凍してしまっても構いません。
食べるときになったら解凍(レンジの解凍機能でも、冷蔵室に8時間ほど放置でも)して普通に焼きます。
パン作りを中断した場合のパン生地の保存方法。翌朝まで持つ?
パン生地の保存の仕方
最近「こねないパン作り」が流行っていますよね。
前の晩にパンの材料を菜箸などでぐるぐる混ぜて、そのまま冷蔵庫で8時間かけて発酵させます。
朝は成形して、休ませ、焼き上げれば手作りパンが朝からいただけるという調理法です。
このとき発酵させるのに使う道具は、コンテナタイプのジップロックや普通の食品保存用のビニール袋です。
生地の保存にはやはりこの方法がいいと思います。
生地は保管している間、乾燥をとても嫌います。
なので冷蔵庫の乾燥した空気に触れないように、しっかり密閉できる入れ物に入れる必要があります。
先ほどもお話ししましたが、冷蔵庫に入れたからって発酵が止まるわけではないんですね。
ゆっくり発酵は続いています。
なので生地を入れる入れ物は、膨らんでも大丈夫なようにゆとりのある大きさである必要があります。
ビニールに入れるときは、口の上のほうを縛ること。
そうすれば生地が大きくなってもビニールが弾ける心配はありません。
保存したパン生地は翌朝までもつ?
そして「こねないパン」のレシピでは2日くらいの間に食べきることとなっています。
つまり次の日の朝には食べられなくても、さらに翌日の朝には食べきること、ですね。
発酵に8時間かかっているので、翌日までは十分大丈夫ですよ!
ただ、家庭で作るパンには保存料などは一切入っていませんので、焼く前も、焼いたあともなるべく早くいただくのが大事ですね!
パン作りを途中で止めたい時のコツまとめ
パンは結構焼くのですが、こねるのも手作業だったので(ホームベーカリーなどない!)なかなか面倒です。
でも途中で休みながらできるとなれば、時間があるうちにここまで、なんていう作り方もできるので便利です。
朝に自家製の焼きたてパンなんて最高に贅沢ですよ!
是非お試しくださいね♪
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