最近ではお重に詰められたおせちを購入する方も増えてきていますが、手作りするなんてすごいですね!
しかし結婚をきっかけに作ってみようと思ったり、子供の為、家族の為に作ってみようと思ったりしても、「おせちを作るのは大変そう…」「時間がかかりそう!」というイメージがありますよね?
おせちは日持ちする食べ物でもあるので計画的に少しずつ作ったり、冷凍保存したりすれば、負担も少なく作ることができます。
そこで、おせち料理の日持ちについてや、保存方法についてまとめてみました。
おせち料理の日持ちする順番と詰めるタイミング!
おせち料理はお正月に食べる物ですよね。
お正月とは、歳神様という神様を迎え家族の健康を祈る行事ですね。
この神様は台所に入らない風習があります。
その為日持ちする料理を作るようになり、これが現在のおせち料理になったと言われています。
ですので、おせち料理は日持ちするものが多いのです。
年末は料理以外にも大掃除などお正月に向けての準備が忙しいので、おせち料理は計画的に作ることがおすすめです。
主なおせち料理の日持ちの順番
さて、おせち料理の日持ちする順番は大きく分けると次の通りです。
冷蔵保存の場合、佃煮(1ヶ月)、酢の物(1週間)、煮物(4日)、焼き物(2日)の順に日持ちします。
おせち料理の定番の品物をみてみましょう。
- 常温で1日~2日
- 冷蔵で5日~10日
- 冷凍で1ヶ月~半年
- 常温で1日~2日
- 冷蔵で1週間
- 冷凍で1ヶ月
- 常温で2日~7日
- 冷蔵(甘さ控えめ)2日~7日
- 冷蔵(甘いもの)1ヶ月
- 冷凍で1か月~半年
- 常温で1日~2日
- 冷蔵(甘さ控えめ)7日~10日
- 冷蔵(糖度18%以上)1ヶ月
- 冷凍には不向き
- 常温で7日~10日
- 冷蔵で10日~15日
- 冷凍で1ヶ月~2ヶ月
- 常温で2ヶ月
- 冷蔵で2ヶ月
- 冷凍で2ヶ月~6ヶ月
- 常温で1~2日
- 冷蔵で3日~6日
- 家庭での冷凍はしないほうがいい
- 常温は適しません
- 冷蔵で1日~5日
- 冷凍で1日~7日
以上のような日持ちとなっています。
煮物や焼き物は日持ち日数が短く、冷凍に向かないものが多いですが、野菜の下ごしらえを煮物を作る前日に行うなどの工夫をすることができます。
レンコンや人参、こんにゃくなど手間のかかる飾り切りをしておくと、煮物を作る当日に余裕ができますよ。
おせち料理はお正月までに少しずつ作る
持ちの日数を参考にして、お正月までに少しずつ用意していきましょう。
全部手作りするのは大変ですので、手作りと市販品と上手く使い分けることもおすすめです。
家庭によって欠かせないおせちの品もあれば、誰も食べない…といった品もありますよね。
私自身、おせちを作り初めて約10年くらい経ちますが家族が好きでたくさん食べる物や、手作りの方が好みの味に作れる物は手作りで用意し、市販品の方が美味しい!と思う物は市販品を購入しています。
少しずつ準備をして、お重に詰める時は何とも言えない達成感がありますよね。
お重に詰めるタイミングも、家庭によって様々なようです。
前日にすべて用意して詰めて冷蔵庫に保管しておく方もいれば、常温で食べた方が美味しい、焼き物や煮物だけ元旦に詰める方もいるようです。
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おせち料理は匂い移りに注意
気をつけたいのは匂い移りです。
冷蔵保存で美味しく食べられるものでも、かまぼこやだて巻きなどは他の品の匂いが移って美味しくなくなってしまうことがあるので、前日に詰める場合は、詰め方の組み合わせに注意しましょう。
匂い移りを気にせず、見栄え重視で詰めたい方は元日に詰めた方がいいかもしれません。
また、事前に作って冷凍保存した品は詰める前日に冷蔵庫に移して、自然解凍してから詰めるようにしましょう。
おせちを作り置きする場合は冷凍?冷蔵?
おせち料理を作る際は計画的に作ると良いですが、冷蔵保存で準備をしようと思うと、日持ちするものから順に作ることになります。
それぞれの家庭によって年末の事情は違いますよね。
親戚や友達と会う機会が多く年末に時間が取れなかったり、おせち料理を作る以外にもやる事がたくさんある…ということもあるでしょう。
年末年始は食料品をたくさん買い置きするため、冷蔵庫や冷凍庫に保存できる余裕がない場合もあります。
ご家庭の状況に合わせて、冷蔵保存にするか、冷凍保存にするか考えてみましょう。
冷凍での保存日数から計画を立てる
先ほど記載した冷凍保存日数を目安に、計画的に作ってみてください。
冷蔵でも冷凍でも保存する場合は、しっかりと冷ましてから密閉容器に入れて保存します。
温かいまま保存すると日持ちしなくなってしまいますので注意です。
保存容器に注意
保存容器によっても日持ちが違ってきますので、日持ちを気にする方は保存容器をしっかり選ぶと良いです。
100均のタッパ―でも大丈夫ですが、ふたにパッキンがついている容器の方が密閉します。
また、ふたをしたあとに空気を抜いて真空にできる保存容器もあるので、保存容器にも注目してみましょう。
調味料の量に注意
また、同じ料理でも砂糖の量、お酢の量によって日持ち日数が違ってくるので注意が必要です。
手作りで、甘さを控えめにすると日持ちはしなくなってしまうので気をつけましょう。
私自身は年末にならないと、おせち料理を作る気にならないので、クリスマスが終わったら準備を始めます。
一般的には、28日頃からおせち料理を作る方が多いようですよ。
おせちを詰めるタイミングやコツまとめ
1年の初めに食べるおせち料理。
有名店のおせちを簡単に購入することもできますが、一品でも二品でも手作りしてみてはいかがでしょうか。
冷凍保存したり、日持ちする順番に計画的に作っていけば忙しい年末年始でも作ることができます。
今年はおせち料理作りに挑戦してみてくださいね。
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