普段の生活で泳げなくて困るということはまずありませんが、小中学校の間は嫌でも授業がありますからね。
苦手なお子さんには憂鬱な季節になってしまいますよね?
水が怖いという感覚はどこから来るんでしょうか。
それさえ克服できれば、なんとかなるの?
水泳授業は水嫌いを克服するチャンス!
小学校のプールで泳げなくて泣いてしまう、憂鬱になってしまう子供への対応の仕方と、水泳が楽しくなるような教え方をご紹介します。
お母さんも一緒に水泳を楽しみましょう♪
小学校のプールで泳げない…怖くて泣く子への対策は?
水が怖い心理の多くは経験から来るものです。
溺れたっていう経験じゃなくても、例えばお風呂でふざけていて、頭まで潜ったときに上下がわからなくなったなんていうのは結構聞きますね。
顔を洗っていて間違えて鼻から水を吸い込んだなど、ビックリしたことがそのまま怖かった記憶になっていることもあるんですって。
鼻から水が入ったら、痛いし苦しいですからね。
それと、プールの水の冷たさに本能的に命の危険を感じている場合もあるそうです。
冷たい水に入ると体が萎縮して、それをそのまま「怖い」と感じてしまうようなんですね。
実際寒すぎると唇も青くなり寒くて震える、体を守ろうとする反応が出てきますもんね。
水に顔もつけられないようなお子さんは、やはり、プールに行く前にお風呂や洗面台で練習をして行くといいでしょう。
最初は洗面器に顔をつけましょう。
何秒もがんばれなくていいです。ポチャッとつけられたら合格。
それこそ何日もかけて数秒つけられるようになったら、鼻から息を抜いてみます。
鼻から息を抜ければ、入ってくることはありません。
それがわかるとだいぶ怖さも抜けてくるのではないでしょうか?
確かに毎年水の事故でなくなる人はあとを絶ちません。
お子さんが怖がっているように、ある意味水は怖いものなんです。
怖いものだと知っているから、無茶な遊びをして事故に遭うようなことは避けられるかもしれないですよね。
お子さんには怖いけれどルールを守れば楽しいもので、お母さんも一緒に遊んでみたい、と誘ってみるのはいかがでしょうか?
意外と簡単♪泳げない子が楽しくなる教え方とは?
とにかくなんでも少しできたら、褒めてあげてください。
お子さんは言ってしまえば命がけで頑張ってます。
できないことを見つけるよりも、できたことをおおげさに喜んで!
単純に泳げないことに悩んでいるのではなく、水自体が苦手なお子さんもいますよね。
泳ぐよりももっと前の段階で困っているなら、まずは水に慣れるように練習してみましょう^^
水が顔についても怖くなくなって、プールに行くことができたら、最初はプールの底に足をつける練習です。
浅い子供用があれば、そこで腹這いになってプールに全身をつけてみましょう。
水に慣れたら少し深いプールへ。
身長マイナス30㎝が不安にならない深さです。
プールサイドのはしごを使ってもいいです。
ゆっくり降りて、底に両足をつけたら合格。
そうしたら今度は(急すぎるようなら次回に)頭まで水に浸かってみましょう。
何度かできるようになったら、お母さんと両手を繋ぎ「1、2、3(潜る)」と軽くジャンプをしながら沈みます。
最初はゆっくり、だんだんスピードがあげられたら、もうそんなには怖さは感じないはず。
これ、ボビングといって水嫌いの人が水に慣れる練習に使われるもの。
一人でやってもいいんですが両手が塞がると水から上がったときいちいち顔を拭えないから、慣れが早くなるらしいです。
これができたら『だるま浮き』に挑戦!
体育座りの要領で足を両腕で抱えその体勢のまま水に浮きます。
余計な力が入りにくいので浮きやすいようです。
いつでも鼻から息を抜くように。
そして『けのび』に挑戦です。
長い距離進めなくていいんです。
両手両足を伸ばして壁を蹴ったら合格。
まずはけのびのきれいなポーズをプールサイドで練習しましょう。
両手を頭の上で伸ばし、指先を重ねます。
頭は腕の輪の中にすっぽり入って、視線はおへそを意識して。
その体勢でプールに入り、そのまま潜り前に腰を折ります。
体を浮かせて壁を蹴ります。
なんでもないようですけれどたくさんのプロセスがあってけのびはできています。
少しでも浮いて、前に進めたらたくさん誉めてあげてくださいね!
小学校のプールで泳げない子への対応まとめ
危険なことももちろんあるけれど、夏のプールの思い出は格別ですよね。
一緒に『できた!』の思い出を作れたら、忘れられない夏になりそうですね!
怪我には気を付けて頑張ってくださいね!
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